MAツールとは、マーケティングオートメーションツールの略称で、新規顧客の獲得や見込み顧客の管理などのマーケティング活動を自動化するツールです。
マーケティング活動にはリードの獲得、ナーチャリング、営業とさまざまな工程を踏む必要がありますが、大規模サイトになると人の手で管理するには煩雑すぎて生産性の面でも費用的な面でも効果的とはいえません。
しかし、MAツールを使うことで業務効率化、生産性向上、コスト最適化などをおこなうことができるため、中規模以上のサイトでマーケティングをおこなう場合には利用必須ともいえます。
ですが、MAツールを使うときにネックになるのは、ツールが多すぎて選べないという点と費用対効果がわかりづらいという点です。
そこで、今回は世に認知されているMAツールをご紹介いたします。
※当サイトに掲載している情報は令和4年4月時点のものとなります。予めご了承ください。
MAツールとは
MAツールとは、マーケティングオートメーションツール(Marketing Automation ツール)の略で、名称のとおりマーケティングの自動化を支援するツールです。
小規模サイトであれば、問い合わせや資料請求などが届くたびにExcelやスプレッドシートに転記することで管理することもできますが、中規模以上のサイトになるとリードの獲得、ナーチャリング(育成)、営業アプローチ、メルマガ配信などさまざまな工程を踏む必要があるため、人間の手では煩雑すぎて管理できません。
そこでMAツールを使うことでリードを獲得した手法の把握、見込み顧客ごとの検討度合い、過去の対応履歴、顧客ごとの興味関心などを一元管理することができます。
結果、業務の効率化、生産性向上、コスト最適化などにつなげることができます。
Market Engage
Market Engage (マルケトエンゲージ)は、アドビ株式会社が提供している世界中で5,000社以上の導入実績があるMAツールです。
Market Engageは、多種多様な顧客の価値観や購買行動に沿った機能があるため、より複雑化していくマーケティング活動をサポートしやすくなります。実際にMarket Engageを導入したRIZAPグループ株式会社は、1年間で約5,300件の見込み客、問い合わせ約180件を獲得しています。
拡張性が高いためメール配信やチャットなどさまざまな外部システムとの連携ができ、既存のツールで不足している機能を手軽に保管できます。社内にマーケティング知識がある人材が少なかったとしても、Market Engageには豊富なサポートサービスをおこなっているので安心して導入しやすいです。
MAツールの施策に不安を感じるのなら、サポートサービスが整っているMarket Engageがおすすめです。
SATORI
SATORI (サトリ)は、1,000社以上で導入している顧客の獲得に特化したMAツールです。
ほかのMAツールとは異なり、データベースの設計や導入作業をする必要がないので、Webサイトに計測タグを埋め込むことですぐにMAツールの運用を開始できます。SATORIは、実名リードだけでなく、匿名リードまでアプローチできることも魅力的なツールです。
匿名リードとは、Webサイトにアクセスしている企業名や個人名が明らかになっていないユーザーをいいます。匿名ユーザーにアプローチできることで、顧客の個人情報を獲得しやすくなり、売上向上につながりやすくなります。
レポート機能でマーケティング施策の結果も知れるので、改善点を発見しやすくなるでしょう。
b→dash
b→dash (ビーダッシュ)はサービス業を中心としたBtoC事業をしている企業に最適のMAツールです。
メールやLINEなど複数のチャネルを組み合わせた顧客アプローチができ、27の業種に特化した施策を初期から構築しています。また、自社に導入したいテンプレートを選ぶだけでデータマーケティングを実現できるため、マーケティングに関する知識がない方でも安心して利用できるでしょう。
b→dashは国産のMAツールの中では利用率が高く、30万円で導入できます。データマーケティングに必要な機能がすべて揃っているので、興味がある方はぜひ、導入を検討してみてください。
SHANON MARKETING PLATFORM
SHANON MARKETING PRATFORM (シャノン・マーケティングプラットフォーム)は、購買意欲を引き上げる効果があるツールを探している企業に最適です。
顧客のWebサイト上の行動履歴を追跡して、認知、興味関心、比較検討、商談といった段階別に分類し、それぞれの段階によって異なるアプローチを仕掛けることで購買意欲を引き揚げやすくなります。
メールやDM送信など顧客の購買意欲を引き上げるために必要な施策も、自動設定できるので業務効率化につながります。目的に応じた使い方のアドバイスを受けられるサポートもあるので、マーケティング初心者におすすめのツールです。
Synergy!
Synergy! (シナジー)は、マーケティング活動に必要な機能だけを厳選しているため、シンプルで使いやすいMAツールです。定期的なユーザーテストをして使い勝手を検証しており、マニュアルを見なくても分かりやすいツールを導入することで、業務効率化につながります。
14日間無料トライアルを体験してみて導入の有無を決められるので、安心してSYnergy!を利用できます。定期的にセミナーやイベントを開催しているので、マーケティングに関する知識を取得できる環境も整っています。
シンプルな機能性のMAツールを導入したい方は、Synergy!の導入を検討してみてください。
Probance
Probance (プロバンス)は、AIによる学習機能を搭載しているBtoC企業向けのMAツールです。
AIによる学習機能を導入しており、膨大な顧客情報を分析して行動を予測することで、それぞれの顧客にとって有益な情報のみを拾い上げて自動的に提供します。
実際にProbanceを導入しているチケット販売事業のぴあ株式会社は、導入2カ月目でメールのCVR(Webサイトのアクセス数のうち商品購入や資料請求、会員請求などの割合)が目標の1.5培になって作業工数の大幅削減にもつながっています。
顧客の要望に合ったコミュニケーションがしたい企業に適したツールです。
Salesforce Pardot
Salesforce Pardot (セールスフォース・パードット)を導入することで、顧客とスピーディーな関係構築がしやすくなります。Salesforce Pradotでは、各キャンペーンに対する顧客の反応をスコア分けして確認できます。
メールを開封すれば+1、資料のダウンロードで+20と起業に興味のある行動を取った分だけ顧客のスコアが高くなる仕組みになっています。スコアによって顧客を分類すれば自社に興味のある企業が分かりやすくなり、アプローチをして売上につなげやすくなります。
見込み顧客を瞬時に把握したいのであれば、Salesforce Pardotの導入は欠かせません。
Hubspot Marketing hub
Hubspot Marketing hub (ハブスポット・マーケティング・ハブ)は、マーケティングに必要な業務をすべて融合しているツールです。Hubspot Marketing hubの主な機能は、以下のとおりです。
● ブログ
● 広告のトラッキングと管理
● ソーシャルメディア管理
● 動画
● ウェブチャット
上記のマーケティングに必要な機能をすべて使用できるため、複数のツールを使いこなす必要がなくてツールの管理がしやすいです。
Hubspot Marketing hubの料金プランは4つあり、使える機能が少し制限されるものの無料で使用することもできます。
MAツールの導入に不安を感じている方は、無料で使用できるHubspot Marketing hubがいいでしょう。
Kairos3
Kairos3 (カイロス・スリー)は、1,500社以上の導入実績を誇る継続率98.1%の営業支援ツールです。
顧客の名刺や商談情報など過去の顧客情報をまとめて管理できるので情報探索がしやすく、より適切な提案がしやすくなります。Kaairos3を導入すれば、各営業担当が持っている案件数や案件の進捗状況がリアルタイムで分かるので、従業員の行動管理がしやすくなるでしょう。
Kairos3では、いつでも誰でも売上予測ができるため、会議の資料作りの工数削減にもつながります。月額15,000円から始められるので、気軽にKairos3を導入しやすいです。営業活動の業務効率化につなげたい方は、ぜひ、Kairos3の導入を検討してみてください。
List Finder
List Finger (リストファインダー)は2010年から10年以上サービスを提供し続けたMAツールです。List Figerは直感的に使用しやすいように見込み顧客情報を集約・整理する仕組み、顧客の購買意欲を高める仕組み、アプローチを継続する仕組みの3つの仕組みの構築をしています。
たとえば、顧客情報を集約・整理する仕組みのなかの一つの機能として、フォーム作成が挙げられます。フォーム作成ではメルマガ登録フォームや会員限定アンケートフォームなどがマウス操作、テキスト入力のみで短時間に作成できます。
フォーム作成の件数は無制限なので、たくさんのフォームを作成した場合でも安心でき、アクセス解析や有線リード通知など多種多様な機能を利用できるのが特徴です。
Liny
Liny (リニー)は3,500社以上が導入しているLINE公式アカウントの配信・運用・管理をサポートするMAツールです。LINEの友だちタグを使用して見込み顧客を分類でき、分類した顧客を絞り込んで情報発信やメッセージの送信もできます。
LINEという多くの顧客が常日頃から使用しているツールなので、紙やメールよりも開封率が高くなるため、必然的に反応率も向上します。Linyは、定期的なアップデートをすることで機能の改善や追加をし、より使いやすく進化します。
自社のライン公式アカウントを既に運用している方や、今後の運用を検討している方は、ぜひ、Linyの導入を検討してみてください。
Bownow
Bownow (バウナウ)は、7,500社以上の導入実績をもったシンプルな設計のMAツールです。
複雑な設定をせずに使い始められる「ABMテンプレート機能」があるため、はじめてMAツールを導入した方でも安心して使用できます。テンプレート設定をONにするだけでアプローチすべき顧客が視覚的にわかるので、業務効率化にもつながります。
細かい検索条件やホットリードの自動抽出など見込み顧客を見つけるためにさまざまな機能を使用できます。無料から始められるので低価格でMAツールの導入を検討している方は、Bownowのフリープランを利用してみてください。
MOTENASU
MOTENASU (モテナス)は、きめ細かいアプローチが可能なBtoC企業向けのMAツールです。
MOTENASUは、オリジナル機能の配布物発注システムを導入しており、顧客の心を掴む広告を自動で発行できます。広告だけではなく、それぞれの顧客に対するシナリオ設計もすべて自動でおこなうことができるため、業務効率化につなげつつ人件費を大幅に削減することも可能です。
また、他者のMAツールからMOTENAUを導入したい方でも、安心して使用できます。
MOTENASUは、既存の基幹システムと連携して利用できるので、面倒な作業や高い費用をかけずに導入できます。MOTENASUのことをもっと知りたい方は、公式サイトで紹介資料のダウンロードができるのでぜひご確認ください。
GENIEE MA
GENIEE MA (ジーニー・エムエー)は、直感的に設定・分析ができて比較的簡単に見込み客を獲得しやすいMAツールです。
メールやLINE、SMSなど多種多様なチャネルから顧客に最適のチャネルを選択して情報を配信でき、1人の顧客に対しても複数のチャネルからアプローチすることで顧客を獲得しやすくします。
人材派遣会社の株式会社アスカは、GENIEE NIAを導入していることで人的コストの削減、メール開封率が約2倍、リスティング広告の改善案でCPAを20%改善しています。BtoB企業、BtoC企業と両方の企業に特化した機能を兼ね備えているので、どちらの企業の方でも安心して利用できます。
i:Sales
i:sales (アイセールス)は、無料お試しキャンペーンで実際に使用してみてから導入可能な営業職向けのMAツールです。
i-salesを導入することで、以下の6つのメリットが得られます。
● 非効率な営業激減によるコスト削減
● 成約率の向上
● 抜け漏れによる機会損失の削減
● 事業と人の成長
● 営業が個人技からチームプレーへ変更
● 営業の働きがいが向上してシャインが成長する
上記のようにi:salesを導入することで業務効率や売上が大幅に向上するだけでなく、従業員の成長にもつながります。
豊富なサポート体制も整っているため、不明点があれば疑問が解消しやすいです。業務効率化につなげたい事業者の方は、i:saledの導入を検討してみてください。
Dr.Marketing
Dr.Marketing (ドクターマーケティング)は、株式会社アイアンドディーが運営しており、大手法人企業への新規アプローチやナーチャリングに特化したMAツールです。
主なDr.Marketingの機能は、以下の8つです。
● データベース機能(CRM)
● ファイルBOX
● LP機能(ランディングページ)
● セミナー・ファーム機能
● 一斉配信・STEPメール
● インサイドセールス機能
● WEBトラッキング機能
● スコアリング機能
上記のように多種多様な機能が兼ね備えているので、販売促進活動をする場合でもDr.Marketing上で一気通貫できます。法人企業への営業活動に特化したMAツールを導入したいのであれば、Dr.Marketingの導入が最適です。
適切なMAツールでマーケティング対策を
MAツールの導入により、リードの獲得、ナーチャリング(育成)、営業アプローチ、メルマガ配信などのさまざまな工程を自動化し、リードを獲得した手法の把握、見込み顧客ごとの検討度合い、過去の対応履歴、顧客ごとの興味関心などを一元管理することができます。
効率化という観点では企業の今後の成長を求めるなら、MAツールの導入が必須であり、MAツールを導入することで、売上の向上や生産性向上につながりやすくなります。
MAツールの利用にはマーケティングの知識が必要ないため、自社の目的に沿ったツールの検討が課題になります。